1999.3.15 No.10 福島大学附属図書館 学術情報係 gakujo@lib.fukushima-u.ac.jp
今回は検索の方法について説明しましょう。 このデータベースはFile Maker Pro 4.1により作成されていますが、その使い方についてHELPや説明書にすべてが書いてあるわけではありません。特に検索に使う索引(検索語)は自動で生成されていますのでどのような基準でつくられているのか実ははっきりしません。したがって、いろいろな方法で検索をしてみて、検索語はこのように作られているのではないかと類推し、皆さんに説明するしかありません。以下に述べることに間違いに気づいた方、もっと多くの情報をお持ちの方は上記にメールください。今回は、ます論題(論文名)で検索する場合を見てみます。 1.「論題」の検索 さて、HELPを見ますと、検索に指定できる記号( = * < 等)がたくさん載っています。その中で"*"と"="について説明します。検索欄の「論題(和)」に "経済"という単語を入れて検索した場合の例です。① 記号をつけない場合 ”経済”・・・・・・ヒット件数 12件② 記号"="をつけた場合 ”=経済”・・・・・ヒット件数 1件③ 記号"*"をつけた場合 ”経済*”・・・・・ヒット件数 14件説明書によれば①は文字列の先頭からの検索、②は完全一致、③は任意の文字列(前方一致)の検索、と説明されています。しかし、実際にヒットした論題をみてみると説明書から予想される結果とは違う印象を持ちます。皆さんも、実際に"経済"と入れて検索してみて下さい。 検索の結果からは次のようなことが類推されます。
・論題が ・ "経済"の前の語が漢字でないもの 「農道の経済効果……」「バブ ル経済崩壊後……」・ "経済"の前後の語が漢字でないもの 「カナダ経済の動向……」・ これは二つ以上の漢字形の単語がつながっている場合の検索語切出しの問題と思われます。ここで言えることは、 "*"を付けなければ検索漏れになる可能性があるということでしょう。ちょっと面倒ですが"*"を入れて検索してください。また、現在「ヨミ」による検索には対応していません。漢字形で検索してください。「論題(欧)」は本文が欧文の場合のみ使用してください。次号はその他の検索項目についてです。 (次号につづく) lib@mail.ipc.fukushima-u.ac.jp レファレンス・ニュース |