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推薦図書 > H21年度推薦文 |
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1-5.推薦者: 木村 吉幸 |
ハチはなぜ大量死したのか
ローワン・ジェイコブセン著 ; 中里京子訳. 文藝春秋, 2009 ...OPAC確認請求番号:647.5/J12h |
先生からの推薦文
「ハチが消えた 巣箱という巣箱を開けても働きバチはいない。残されたのは女王バチと幼虫そして大量のハチミツ。06年秋,北半球から四分の一のハチが消えた・・・」で物語が始まる。動的な平衡状態にある自然界では,極めて精妙な均衡が保たれていなければならないが,その微妙な動的な平衡状態に周囲から孤立した「部分」が生じると,最初は小さな問題であっても,それはやがて全体に波及し,動的な平衡状態の致命的な崩壊につながる可能性が高くなると解説者(福岡伸一氏)は述べる。この書の原題は「実りなき秋」で,アメリカのミツバチのあいだに急速に拡大しつつある奇妙な病気である「蜂群崩壊症候群(CCD)」について克明に書かれているが,単にハチの奇病についての報告だけではなく,花蜜を集めるミツバチと蜜を提供する植物の間の共生関係に起きている(人為的な)問題を追及した,環境問題に関する極めて優れた告発の書となっている。 |
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4-1.推薦者: 稲森 悠平 |
最新環境浄化のための微生物学
稲森悠平編. 講談社, 2008. ...OPAC確認請求番号:519/I53s |
先生からの推薦文
本著書は、21世紀の環境の世紀においてバイオ技術としての生物処理の活性汚泥、エコ技術としての植生・土壌浄化等のバイオエコシステムで環境保全・再生に大きく貢献する細菌、藻類、原生動物等の微小後生動物、ワムシ・ミジンコ・水生ミミズ、微生物の機能・役割の基本と実用システムへの応用展開についての教育図書であり、ここに推薦する。 |
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4-6.推薦者: 小山 純正 |
文明としての教育
山崎正和著. -- 新潮社, 2007. -- (新潮新書 ; 241)...OPAC確認請求番号:370.4/Y48b |
先生からの推薦文
中央教育審議会の会長でもある著者が、教育とはどうあるべきかについて、古今東西の文明との関わりを基に唱える教育論ですが、学ぶ者としてこの書を読むと、これは、“学ぶ”ということについての強いメッセージです。 特に、終戦直後の満州で著者が受けた教育を著者は、「教育の原風景」と述べていますが、それは、“学ぶこと”の原点でもあります。大学で何を学ぼうか、とほんの少しでも考えたことのある人には、このわずか10数ページの序章だけでも、ぜひ読んで欲しいと思います。 |
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