『書燈』 No.24(2000.4.1)

前記事⇔⇔次記事

図書館データベースの現状
情報管理係

○機械検索可能なデータは今どのくらいあるか
 附属図書館には、現在(2月末)約71万冊の蔵書数があります。その内訳は、図書約61万冊、製本雑誌約10万冊となっています。
 雑誌の所蔵内容は、ほとんど検索可能で、ごく最近の入荷状況まで検索できます。
 図書については、現在下表のような入力状況にあり、既に対象数の約76%が検索可能になっています。表にある1976年度以降受入した資料は、そのほとんどが検索可能になっています。

○遡及入力作業はどこまで進んだか。
 平成4年より開始した遡及入力作業(※1)は、現在1975年度以前の資料を作業しています。既に旧経済分館時代(1949−1975)の和書を終え、教育分館時代の和書を入力しています。表にある未登録分(23.8%)は、教育分館時代の残り分と両分館時代の洋書がそのほとんどです。

○検索がさらに便利になりました。
 旧図書館システムではできなかった、漢字からの検索が可能になりました。また、キリル文字の入力、出版社からの検索もできるようになりました。
 新図書館システム移行後(平成9年度)、これらの検索が可能なものは、新しく入力するものに限られていました。昨年11月までに検索語を新たに作成し直す作業を終え、旧図書館システム時代に作成した資料についても同様の検索を可能にしました。この作業では、同時にそれまであった検索語数の制限をもなくすことになり、タイトル中から作成される検索語の数が飛躍的に増えました。

 ※1 遡及入力作業とは、図書館電算化前の資料で目録カードにて所蔵内容を表していたものを機械検索可能にするための作業です。

対象数613,454冊(平成12年2月末現在)

データ未登録 23.8%

データ登録済 合計467,693冊 76.2%

1975年度以前未登録

1975年度以前登録済

1976-87年度登録済

1988年度以降登録済

145,761

138,554

173,775

155,364

23.8%

22.6%

28.3%

25.3%


gakujo@lib.fukushima-u.ac.jp

書燈目次へ